令和5度芸術祭および令和5年度卒展(卒博) 新写真派協会賞

令和5年度芸術祭 新写真派協会賞者
大野晴山(2年生)
タイトル「Japanese Season」

受賞者 星野さん私たちの暮らす国、日本。ここは世界で数少ない季節の国だと言われています。そんな国に生まれ暮らし、育ってきました。ここ数年、世の中は異常気象が多く発生しています。その影響を大きく受けてしまうのが自然の世界。あんなにも四季が美しいと言われていた日本でもこの1、2年で季節の変わり目が曖昧になってきてしまっているのではないでしょうか。そしてこれから先の未来は、もっともっと四季が薄れていってしまうかもしれない。そんな思いから、作品を通し今改めて四季の美しさや大切さを。そして四季をもう1度「心」に感じてもらいたいと思い日々写真を撮り続け、展示へと歩んできました。
春夏秋冬。展示は部屋に入ると春の世界から始まり、冬の世界へと終わっていきます。部屋をひと回りすると1年という大きな時間が経過してしまうような、見た分だけ知らぬうちに歳をとってしまうような錯覚に陥る、そんな空間を作り上げる事が出来たと思います。

令和5年度卒展(卒博) 新写真派協会賞者
岩井里紗
タイトル「花の肖像」受賞者 岩井さん

この度は、新写真派協会賞をいただけたこと大変嬉しく思います。誠にありがとうございます。
私は人と花が似ていると思いました。 人に一生があるように、花にも一生があります。生きている長い時間の中で、最も美しいときは一瞬であり、それは人も花も変わりません。その瞬間の中で咲く花は、小さくとも大きな存在感と人を惹きつける美しさを持っています。私は最も美しく咲いた瞬間を、写真に残したいと思いこの作品を作りました。

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